こんばんは。HEROS TOKYO 店長の藤田です。
熊本の地震から、三日が経ちました。
お亡くなりになった方々に、謹んで哀悼の意を表します。そして、いま避難所や車の中で夜を過ごしていらっしゃる方々、ご家族やご友人の安否を待っておられる方々に、心よりお見舞い申し上げます。
義援金をお送りすることにしました
HEROS TOKYO では、今回の地震に対する義援金として、店舗の売上から100万円を拠出することといたしました。お送り先は日本赤十字社を予定しております。
このお店は、特定の誰のものでもありません。ボーイたちとお客様と、みなさんで作り上げてきたお店です。その売上が、こうして誰かを救う。そうすべきお金だと認識しています。
いつも申し上げておりますが、この売上は私のお金ではなく、ボーイたちから預かっているお金だと思っております。ですから今回の寄付は、私個人の判断ではなく、私たちヒーローズ東京の総意としてお送りするものです。
店頭やお客様への募金の呼びかけは行いません。募金箱の設置もいたしません。当店として出すお金ですので、お客様やスタッフに何かをお願いするつもりはまったくございません。
むしろ、これまでみなさんからいただいてきたものを、恩返しではなく恩送りという形で、いま必要としている方へ回させていただく。今回はそういうことだと思っております。
現在、関係各所と協議を進めているところです。詳細が決まりましたら、改めてこの場でご報告させていただきます。
(7月30日現在、日本赤十字社の義援金の振込先は準備中とのことです。受付は31日から始まると報じられています。最新の情報は日本赤十字社の公式サイトをご確認ください。)
なお、もしご自身で何かされたいと思われた方は、必ず日本赤十字社や熊本県の公式サイトでご自身で振込先をご確認ください。こうした場面では、公式を装った偽の募金が必ず出てきます。本家がまだ受付を始めていないものを、第三者が代行して集めることはありません。SNSで回ってきたリンクや、個人口座への送金は使わないでください。
十五年前のこと
このブログでは、あまり自分のことを書いてきませんでした。今日は少しだけ書かせてください。
2011年3月11日、東日本大震災。あの日、私は友人を亡くしました。そして同じころ、家を失いました。
ただ、私は義援金を1円も受け取っていません。家を失った原因が、震災そのものではなかったからです。一部の悪意ある大人たちに、家を奪われました。
人為的なものは、役所の要件に当てはまりません。大きく罹災していながら、支援の枠の外にいる。そういう立場になってはじめて、線がどこに引かれているのかを知りました。毎月引かれていく復興税に頭を悩ませたこともあります。あのときの気持ちを、うまく言葉にはできません。
私はただ、仕事も、家も、何もなくなってしまった自分のため、ボランティアに打ち込みました。当時は団体のリーダーとして、ネット上に個人情報などのすべてを開示し、原発付近での活動をメインに、岩手県大船渡市、陸前高田市でも活動しておりました。
それが人のためになっていたとは思いますが、どこかで自分を探していたことも事実です。
結局、自費で新しい住まいを探しました。あちこち回って、埼玉に流れ着きました。そこでいろいろな人に出会い、その縁がつながって、いまの HEROS TOKYO があります。振り返れば、行政の枠ではなく、目の前の人たちに助けられて生きてきたということだと思います。
熊本の状況と自分の経験を並べるつもりはありません。被害の形も、土地も、人も、ひとつひとつ違います。あのとき自分がどう感じたかということしか、私には言えません。
ただ、要件に当てはまる方には、確実に、一日でも早くお金が届いてほしい。そう思っています。今回そちらに回せるお金があるというのは、あの頃の自分からすれば信じられないことです。
九州のお客様へ
当店には、九州から東京へお越しになるお客様も、九州にご縁のあるお客様もいらっしゃいます。ご実家やご友人が被災地にいらっしゃる方も、きっとおられるでしょう。
こういうときに気軽に「大丈夫ですか」と聞くのが正しいのか、自分でもよく分かりません。ただ、もしお話ししたい気持ちになられたら、いつでもお声がけください。何かを解決できるわけではありませんが、話を聞くことはできます。私自身、あのとき話を聞いてくれる人がいたことで、なんとかやってこられました。
最後に
10年前の熊本地震のときも、復旧には長い時間がかかったと聞いています。今回もきっと、報道が減ったあとから本当に長い時間が始まるのだと思います。
一度きりで終わりにせず、これからも自分にできる範囲で続けていきたいと思っております。
一日も早く、熊本のみなさまが安心して眠れる夜が戻ることを願っています。
HEROS TOKYO 店長 藤田