こんにちは、いぬいです。
私は自分の生い立ちを隠したりしたことは人生の中で一度もない、と考えています。
もちろん、言わなくていいことは言いません。
(いや…割と言ってるか…)
なので幾分、自分語りは多い方です。
それは「私はあなたを警戒していないよ」という意思表示でもあります。
そして、何を話してくれてもいいんだよ、という意思表示でもあります。
この仕事では、面接などで自分の情報を渡すことを嫌うパーソナリティ障害の子と話すことも多く、
その要因としては愛情の欠落を感じます。
誰かに裏切られた強い経験や、
誰かに利用され続けた過去。
そして、親に人として扱われなかった、自分という存在への否定。
私が自分の話をすると、彼らも自分の話を少しずつ口にしてくれて、
少しずつ、彼らの生い立ちや背景が見えてきます。
そして、その子達に合った愛情の形で愛を渡すことで、彼らは人として生まれ変わっていくのを感じる瞬間があります。
当然、一筋縄ではいかず、
こちらのご機嫌伺いが癖になってしまっている子(おもに親とうまくいかなかった頃からの癖)には、
正面からぶつかっていくことが必要だったりします。
その度に「これは俺のエゴじゃないか」「相手にこれは必要なのだろうか」「これは彼の今、ではなく、未来に進める必要な言葉か」
などなど沢山の悩みを抱えます。
私は神様でもないし、天才でもないし、心療内科の先生でも、カウンセラーでもありません。
もってる肩書きは「売り専の店長」ぐらいのもんです。
果たしてそんな人間が、彼ら若者の人生に口をだすべきなのか、
果たしてそんな人間が、彼ら若者に助言すべきなのか。
いつも自問自答し、事が済んだあとも悩み続けます。
いつも少し自分を救うのは、
神様は愛情をくれるのかな、天才は愛情をくれるのかな〜など考えていくと、
人に愛情を与えていくのに知識やパワーは必要ないはずだなという気づきに辿り着く事です。
私は、このヒーローズ東京という店舗を通して、若い人に愛情を伝えたい。
もちろんそれは恋愛でも博愛的なものでもなく、
しっかりとした重みのある愛です。
その愛が、私からのものだと感じてもらえなくてもいい。
認識しなくてもいい。
ただ、彼らにとって生きるのに必要なもの。
お金を渡すことは、お客様の力のおかげで、いまのヒーローズにとって大きな障壁ではなくなりました。
次に必要なものは愛です。
愛を伝えることの難しさ。
これは彼らの生きてきた難易度によって決まる部分があります。
私もこうして悩みますが、
当然、当事者である彼らはその何倍にも強い苦しみを感じていると思っています。
彼らの苦しみをやわらげ、たくさんの失敗を受け入れてあげたい。
もしそんなことができれば、
彼らは、誰かに植え付けられた翼ではなく、自分の生やしたい翼で社会に羽ばたいていくのではないか。
そんな希望をもって、毎日彼らと向き合っています。
…
なんか宗教チックな話になっちゃったけど、
今後も私は自分の人生という時間を使って、このアウンダーグラウンドな世界で、
若い子たち、
そしてその向こう側にいるお客様に愛を伝えたい。
このお店を、単なる風俗店や、お金を産む場所という認識ではなく、
愛情のある場所にしたい。
愛のない場所には絶対にしないという決意の元に。
がんばります。
いぬい。