こんにちは、いぬいです。
そもそもウリセンってなんで売り専なの?という質問はいまだに多くもらいます。
売り+専門=売り専→ウリセン
という言葉の作りなのですが、売りとは「体を売ること」
そして、専門は「体を買わないこと」
要するに体を売るノンケのことをさす言葉です。
(売る専門なので、女性に体を売るノンケは厳密には売り専ではありません)
このウリセン業界で、うちはランキングにノンケの割合も多くて驚かれることがあります。
ウリセン業界なのにと。
ですが、はしりでいえばこれは不思議なことではありません。
なぜウリセンなのにノンケが多い?
当店は面接の採用率が低いということでも有名になってきていますが、
申し込みだけでいえば、ゲイやバイその他が7割。3割がノンケ。
年間を通してみるとこれぐらいです。
うち、採用になると大体半々ぐらいになるのですが、
ノンケが多いように見えるのは、待機室の質にあると思います。
異様な空間となる待機室
当店では事務所と待機室のあるマンションを分けていて、
待機室は60平米ぐらいの広々としたマンションを用意しています。
理由としてはボーイによって用途が違う、ボーイの性格などに配慮しているのもあるんですが、
まともなボーイが多いので、別けても支障がない、というのが実情です。
私の知る限り、他店だと、待機室と呼べるものがない、または、あるけど事務所と併設。
これがほとんど。
なぜなら、目を離すと窃盗などがあったり、店からの連絡を無視したりする子がいるので、
そばにおいて管理する必要があるんです。
そのため、他店だと狭い空間に10人~20人が押し込められていることもまぁあって(土日だとさらに増える)
そんな中でボーイたちは何をしてるかというと
- 他のお客様のお話、共有(禁じられているが、どうしてもボーイたちが狭い部屋の中で共通の話題を探すので、どうしてもでてしまう)
- ディルドでチャンバラをしたり、おでこにディルドをはりつけてバカ笑い
- タバコを吸う
- ゲイ的な話題と用語(ア○ン様の話やケツマ○コなどのワードが飛び交う)
私もその中に身を置いてマネージャーをしていたのですが、まともに電話もでれない状況です。
電話を出る前に「静かにしてね」と一声かけてから受話器をあげる。
これがスタンダードでした。
待機室の質は改善すべき
そして、ノンケの人たちはその後継を見て引くんですよね。
ああ、無理だ、自分たちとは住む世界が違いすぎると。
うちは待機室を選べたり、そもそも完全予約制で他のボーイと会わなくても仕事ができるので、ノンケの指名数や出勤が多い、という形になります。
実は、ゲイのボーイさんたちからしても、これはかなり恩恵が強く、
当店の在籍ボーイが他店移籍しない理由、または移籍してもすぐにやめる理由はこの待機室の質が大きいかなと思っています。
よく「元ウリセンボーイが語る、ウリセン店舗の本当の姿」みたいなので、悲惨な状況が語られたりするんですが、それは本来すべき仕事をスタッフがしてないのが原因ですね。
面接すらまともに行われないということ。
ではなぜ面接をまともに行わないのか…これは別で書こうと思います。
長文失礼しました。
いぬい。