お世話になっております。いぬいです。
私の元にはDMやメール等でのご相談が数多く寄せられます。
そのほぼすべてが他店での出来事。
・ヤミケン
・窃盗
・詐欺
など
通常であれば「他店の出来事ですので警察や他店にご相談ください」とするべきですし、
電話代も拘束時間もボランティアになることは目に見えてるので相手にしないのが一番ですが、
業界に首を突っ込んだ人間として、可能な範囲で対応しています。
ですが、一貫して言えることは、
・それ、禁止されてない?
・そこまでいったら自己責任じゃない?
・それいうなら警察いきなよ
で本来は終了すべき内容だったりします。
が、これが中々面倒で、「でも」「いや」「自分はそんなつもりない」となるので話が進みません。
何が問題か?
ここで私が作った言葉で説明します。
(おそらく似た言葉がすでにあるんだと思いますが、私は知りませんでしたのでこう呼んでます)
内在欲求(ないざいよっきゅう)
内在欲求とは?(“相手の内側に居場所を作る”欲求)
承認欲求よりずっと深い領域で働くもの
■ 定義
他者の心の中に“自分の存在スペース”を確保し、
その人の内面に自分を住まわせておきたいという欲求。
■ 特徴
- 評価ではなく“居場所”を求める
- 相手の内面世界に入り込みたい
- 関係が切れても心の中では残っていてほしい
- 外側ではなく “内側”の占有 を求める
- 比較的「特定の相手」に向かう
■ 満たされる指標
- あの人の中で、自分が特別な位置にいる
- 自分がいない時でも思い出してもらえる
- 相手の生活・心の流れに自分が組み込まれている
- 相手の心の一部として“存在できている”
事例
(思い当たる節のある方、かなりいると思いますが、これはほとんどの相談に共通するテンプレートですので、ご自身の相談内容だと思わないで下さい。特定個人は無関係です。)
客Aはウリセン店舗Zを利用し、ボーイBと接触。
客AはボーイBに対し、利益分をそのまま渡すからと連絡先交換を提案。
互いに店のルール違反だと知りつつも承諾。
その後、店を通さず、会うたびに店の正規料金をそのまま渡す。
(店には納めない)
何度か会うものの、次第に性的行為はなくなり、会ってお金を渡すだけの関係に。
また、LINEなどの返事も遅くなり、三日に1度かえってくればいいほうになる。
不満に思った客Aが不満をぶつけると、ボーイBは自分の不遇な生い立ちを話はじめ、お金に困っていて生活ができない。家もなく、人の家にあがりこんでいることを告白。
不憫に思った客Aは、彼の助けになるなら、と現金20万円を賃借。
このとき、借用書はない。
ボーイBはその後、ちょっとした性行為と返事には応じるものの、恋愛的進展はもちろんない。
そしてボーイBから、またお金が足りない相談を受けるも、お金を返してもらっていない客Aだったが、連絡に応じ、一度会うことに。
ボーイB曰く、お金は親にとられてしまい、問題は解決できていないと嘆く。
このままでは生活もできないし家もないので、部屋を借りたいという。
客Aは、それなら自分が借りてやろうと提案するも、ボーイBから、弟も一緒に済ませてやりたいから、お金だけ工面してほしい。と懇願され、客Aは借用書を条件に金150万を貸す。
このとき、ボーイBは身分証を持っていたが、その身分証を客Aに触らせることはなかった。
その後、また連絡がとれなくなってきていた客Aは不満に思い、お金の返済を求めるも、うまくいかず、一度会って話すことに。
会って話すものの、お金はなく、返すことは難しいという。
客Aはその場で1万円だけをもらいゆっくりさせてやりたいからとホテルに誘おうとするが、ボーイBはとてもそんな気持ちになれない、どうせ体が目的なんだろう、ひどい人だと激昂し帰ってしまう。
以降、何度か同じようなことを繰り返すうちに、相手は音信不通に。
店舗Zにことの顛末を話し、170万円を取り返したいと所在をきくも無視され、別店舗であるヒーローズ東京の藤田に相談。
ここまでテンプレです。
いかがでしたでしょうか。
客観的にみてらっしゃる方はおそらく、バカだな~とか、なんでそんなことするん?という感想をお持ちになると思います。
私も本人に直接伝えてます。「バカげたことをやったご自身の責任ですよ。なんなら、若い子にこういう成功事例を作らせた大人として、犯罪者を作りだしたといってもいいと思う」とまで伝えてます。
これぐらい言わないと、まったく響かないタイプが多い。
では、なぜこのような行動を客Aはとるのでしょうか。
そこで出てくるのが先ほどの内在欲求です。
承認欲求と似てはいるものの、明確な違いがあります。
承認欲求との比較モデル
| 項目 | 承認欲求 | 内在欲求 |
|---|---|---|
| 欲求方向 | 外界指向 | 内界指向 |
| 求める対象 | 評価・賞賛 | 心的スペース・存在位置 |
| 持続性 | 一過性・刺激依存 | 長期・構造的 |
| 対象範囲 | 不特定多数でも可 | 特定重要他者 |
| 満足指標 | 認められること | “内側に居ること” |
| 心理的位置づけ | 社会的評価欲求 | 内的表象占有欲求 |
騙される男の図として具現化しやすい。
違いをもっと簡単に説明するならば、Tiktok投稿で得られるのが承認欲求。依存型の友情や恋愛で得られるのが内在欲求。
比較モデルをもとに先ほどの内容を読んでいただければ、
客Aの中におきていた心理状態が読めると思います。
客Aは、ボーイBの中に自分という存在を求めていた。
簡単にいえば「必要とされたい」という心理と、潜在意識的に相手の中に自分の存在意義を求める行為。
ウリセンに限らず、ゲイの方の恋愛傾向において、このエピソードって「なんだかしっくりきちゃう」方も多いのではないでしょうか。
多くの人に共通する(もちろんノンケも)が、私はどうしてもこれが承認欲求という言葉では軽すぎて説明ができず、内在欲求という言葉を作るに至りました。
共有されている手口
ちなみに余談ですが、このボーイBの手口は、店内で共有され、
なんならおじさんからお金を引っ張るには、進言してるマネージャーもいます。事実。
(当店にも持ち込んだ人間がいて、彼は私から厳重注意を受け、結果退店としました。)
そして店舗に居づらくなり、次の店舗、次の店舗と転々とする。
そして他の店舗にもこのやり方が伝わっていく。
だからこそこれがテンプレ化するんです。
いまだと、クリスマスプレゼントのもらい方、のような形でも共有されます。
一万円だけを返しているのも「返済の意思あり」ということで、訴訟回避のためにやっています。
これも、ノウハウとして共有されてます。
もうこうなってくると、闇バイトです。
ウリセン=犯罪者集団と言われても認めざるを得なくなってしまいます。
私は、日々、若いボーイさんたちと向き合っていますが、
それは、成長前のボーイを犯罪者にしないという意識も持ち臨んでいます。
どうか、ヤミケンだけはおやめください。
利益追求していない当店からのお願いです。
ウリセンをヤミバイトにしない、それも私のミッションだと思い、対応しておりますが、
闇バイトにする提案をしているお客様がいるのも事実です。
絶対に辞めてください。
いぬい。