お世話になっております。藤田です。
以前はいぬいとしてのXがあったので、そちらに記載していたのですが、Xが凍結してしまったため、
こちらに改めて記載します。
当店は採用率5%以下とお伝えしておりますが、
なかなかその数字に実感がない方が多いようで、そのロジックについて説明します。
まず、私が他店売り専で働いていたときの採用率は70%から80%ぐらい。
下手するともっと多かったかもしれないですね。
ここで落選するのは、40代以上、売り専が困難であろう障がいが見受けられる
これぐらいです。
逆にいうと、20%近くはそういった方からの応募ということです。
そして、それ以外の人はすべて受かる。
それぐらいの感覚です。
でなければ、ボーイ数100人以上なんて維持できません。
そして当時のマネージャーがよく言っていた言葉
「ゲイに余すとこなし」
「どんなブスでも好きな変わりものがいるのがゲイ業界だから」
そう店長たちに教え込まれました。
当時も今も、私は「だからといって内面を精査しないのは職務放棄では?」と思ってましたが、
「なんとしても売上をつくれ」と言われている身であるマネージャー陣がそうなるのも無理もないかと思います。
当然、ヒーローズ東京ではそういったものの考え方はしていません。
まず、売上至上主義ではないので、必要がないのです。
「ゲイに余すとこなし」
これにより、当然採用率は爆上がりするんですが、
考えてみてください。
志望動機1位は「お金に困っている」と言っても過言ではない風俗業界。
どんな人が集まるでしょうか。
時間やお金にルーズな方、
ごはんを食べていない方、
地方から逃げ出してきた方、
当然これらも入ってくるわけですが、
ゲイに余すことなし、なんて採用基準で採用していたら、
彼らも当然採用することになるわけです。
で、実際に起きることなんですが、
待機室で、まぁ〜物が失くなるわけです。
スマホ、充電器、財布、バッグ、上着、健康保険証、ゲーム機、靴、下着などなど
なくならないものはない。
監視カメラがあるだろって?
「売れてる子が犯人だったときどうするんだ」
って言われるので、店長(カメラをみる権限のあるスタッフ)は見ませんよ。
盗まれたって報告したところで、だから預けろって言っただろうとか、
持ってくるなとか。
でも、求人に書いてある「ロッカー」はないんですよ笑
自己防衛は無理な環境を用意しておいて、
店すら他責なんですね。
まぁそんな採用基準で人をとってたら、防ぐことは無理ですし、
店からすればお金になればいいので、どうでもいいんですよね。
ロッカー完備、窃盗案件なし
これが世の中では当たり前ですよね。
だけど、それが当たり前になるのは、そういった人間は表社会では淘汰され、売り専や夜の仕事に流れていくことで、上流の川がきれいになっていくだけ。
下流はゴミ溜めになるわけです。
だから、当店では昼仕事のように当たり前に面接をします。
ただ「育てること」を前提にします。
夢があるボーイだけでなく、
中には少し発達障害のある子や、
普通のバイトじゃ首になっちゃう子もいたりします。
ですが、少なくともこう考えています。
「藤田が責任をとってあげられる子たちを採用したい」
ゲイに余すとこなし、なんて一切考えていませんし、
私の好みで選んでいるわけでもありません。
うちの面接は通常で1時間〜、人生相談だと3時間ぐらいやるんです。
最長8時間に及んだこともあります。
その間、歓談をしてるわけではありません。
私からの厳しい言葉も飛びます。
甘い、とか、なめてるよね?とか、その態度で人前にでるのは無理がある、とか、
その自信は、社会を知らなくて自惚れてるだけだよ、とか。
なぜなら「採用した後に問題点を伝えることは、当人が採用を断るチャンスを奪うことになり、騙す行為のひとつ」だから。
採用前に、
「君のこういうところが問題だよ。だから人生に苦労しているよ。うちでも難しいことは昼の仕事でも無理だよ。
他店では採用してもらえると思うけど、根本的解決にはならないよ。
だから、こうしたほうがいいんじゃないか。こう考えてみるのはどう?」
とアドバイスをします。
それは、藤田という人間の面倒臭さも知ってもらうためでもありますし、
昼の仕事で働くお客様が毎日晒されている水準だからです。
そして、ちゃんと辞退できるチャンスを与えるために、その場でサインはさせません。
あえて2日ほど間をあけます。
そして必ず聞く言葉がこれです。
「君にとって売り専って本当に必要?」
どうでしょうか。
当店の採用基準の厳しさ、または、本人たちの意思を尊重した採用が見えてきたと思います。
私の知る限り、これだけ余裕をもって対応している店舗はないと思いますし、
やろうと思っても無理でしょう。
何より、人を育てる力、みる力が必要にもなりますし、
誰よりも私が努力しなければなりません。
まぁでも、世の中で人事に関わる人からすれば、当然、むしろまだまだ低いと思います。
ボーイになるにはなんの資格もいりませんし、スタートがマイナスでもいいんです。
これまで努力したくても家庭環境でできなかった。
自分を認めたくても愛されていなかった。
そんな人たちのために、ヒーローズ東京はあるんです。
まずは当店でお金をつくり、環境をつくり、生活を整え、努力し、資格をとり、
世の中に舞い戻っていく。
そのプロセスこそが目的であり、
売上至上主義ではなく、利益追求もしていない。
だからこそ、採用率は5%以下になっていきます。
どうか、ご理解ください。
そして、ご理解いただいている皆様のご支援によって、
昨年もまた、数々のボーイたちが社会に羽ばたいていきました。
いつもありがとうございます。
感謝と愛の気持ちでいっぱいです。
今後とも、お客様と二人三脚、若い世代を救っていけたらと考えております。